〔企〕携帯水没物語



私も彼に好かれていた。

前の彼女達と同じ…とはわからないけど、ちゃん好かれていた。


それだけで
私の気持ちは幸せで満ちあふれていた。


これで気持ち別れれるな。



「ありがとう。最後にいい言葉聞けれてよかった。」

「最後?…なんだよ、最後って。」

「だから、私達もう別れる……から。」

「はぁ?誰と誰が!?」

「だ・か・ら………!!!」



不意打ちに彼の唇が私の唇に重なった。


私はいきなりの出来事に驚きで目が見開き状態だった。


だって、半年も
付き合ってあれですが…―


キス…初めてなんです。


初めてのキス…―


衝撃すぎて
わけわからんよっ!



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