キラキラ光る夜に


ピーンポーン…


誰かが来た。


もしかして彼じゃないかと思って急いで玄関に向かう。


「はーい。」


───ガチャッ


開けてみると彼ではなく…。


「今さっきお前の彼氏が他の女子と歩いてんの見たぞっ!」


すごく焦った顔したかっちゃんだった。


なんだ…かっちゃんか…。


「…さっき別れよって電話きたから…新しい彼女じゃない?」


泣きたいのに気づかれたくない。


「用件はそれだけならもう帰って?…じゃあ」


閉めようとした時、かっちゃんに阻まれた。


「行くぞっ!」


かっちゃんに腕を掴まれ、引っ張られてった。

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