愛されなくても愛してる
ぼくは三歳だから
着替えも自分で出来る。
なのに今日は
お昼寝の時間になって
ぼくがパジャマに
着替える時
先生は手伝ってくれた。
先生はぼくの
背中や腕を見ながら
「転んでぶつけたのは
…お顔だけ?」
って聞いてきた。
ぼくは『そうだよ』
って答えた。
ママ。
ぼく ちゃんと言ったよ。
ママの言うとおりに
ぼく ちゃんと言ったよ。
ママに叩かれたこと
誰にも言わなかったよ。
でもね ママ。
先生にウソつくのは
ちょっと悲しかったよ。