ケーキ屋のあなた
俺は息を切らしながら走って
3階建のマンションにある俺の家に着いた
「ただいま」
俺はすぐさまベットにダイブした
なぜか胸の中ドキドキしている
「…本当にどうしたんだよ…俺」
あっやべケーキ、ベットにダイブする時にほっちゃた
ぐちゃぐちゃになってないといいけど…
俺はもう何も考えたくなくて、ケーキを食うことにした
袋からタルトを出した
上に置いていたサンタが落ちていたこと以外に、変わっていなかった
「よかったー…ぐちゃぐちゃになってなくて」
俺はフォークを食器棚から持ってきて、一口食べた
「うめぇ…」
タルト…というかケーキ自体何年ぶりだろうか
こんなにもケーキっておいしかったかな…?
タルトを食べていると
プルルルルッ
上着のポケットに入っている携帯が鳴った
ポケットから取り出し
携帯の画面を見てみると伊勢崎と書いていた
「…伊勢崎か」
こんな時間になんのようだ?
しかも、さっきまで会っていたじゃんか
俺は嫌々携帯に出た
「はい?どうした伊勢崎」