ケーキ屋のあなた
伊勢崎はよいしょっと立ち上がり
着ていたトナカイを脱ぎ始めた
「ちょっ…本気なのか?」
「あぁ、お前も着がえろ」
ほんとに待って下さい!!伊勢崎さん
ダメだって!
今朝あったのに!(ぶつかりそうになったけど)
どんな顔をして会えばいいんだよ!!
俺はパニック状態だ
だってそうだろ?今朝会ったばかりなのに…
そして、あんな会いかたをしたばっかりだし…
気まずい…
そう、思いながらしぶしぶと着替えをした
「透子さ~ん!俺と東谷でケーキ買ってくるから」
伊勢崎は階段の上から叫んだ
伊勢崎の声が聞こえたのか、下からは~いと言った返事がきた
「ほら、行くぞ」
「・・・・・・・・あぁ」
俺たちは透子さんにお金を貰い、ケーキを買いに行った
大介のつれて行けコールはうるさかった…
俺は少しでも時がたってほしかったから
少し遠回りにあのケーキ屋に向かった