ケーキ屋のあなた




「それより、あきらめるのか!あきらめないのか!どっちだ!!」




伊勢崎に殴られて、答えはもう決まっている


「あきらめない!」


「よし、言ったな行くぞ
お前ずっと遠回りしてただろう」



ギクッ

ばれてたのか・・・・


やっぱり伊勢崎にウソはきかないな




「だろうな、近道があるのにそこをずっと通っていなかったからな」


やっぱり伊勢崎はしっかり者だな

歩いている道にまで気を張るんだから




「そういえば、前にいたお二人さん居なくなってら」



俺も周りを見渡した

よかった、殴られているところをケーキ屋の彼女に見られるところだった


・・・・・見られていないよな?





「ほら、早くその店に案内してくれよ」



「・・・・おう」




あの店に向かっている途中

空から雪が降って来た




この雪、なんか嫌な雪だな・・・・


雪のせいにしたらダメだな




あ~もうわけがわかんなくなってきた!!

まだ、あの出来事に混乱してるよ…



俺はあの人を好きになった

うん、それだけだ!!



これから、アタックして行くだけだ!




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