ケーキ屋のあなた




















午前6時


今日は珍しく、早く起きれた

暇だったから、二度寝しようと思ったが

それをしたら絶対に遅刻しそうだったから早めに家を出た






思った通り、早めに来てしまった


今は午前7時37分

誰もまだ来ていなかった

俺が早いだけだけどな
まぁ、20分もすれば皆来るだろう


と思っていたが、俺よりも早く来ていた




「あれ?東谷じゃん!!お前が早く来るなんて珍しいな~」



どうしてお前がいるんだよ!



「お前こそ、まだ約束の時間、20分前だぜ・・・有河」


「そっか~、東谷は早めに来たことがなかったな
俺は大体、遅刻しないように30分前に来るようにしてるんだぜ」



「そうなのか!?」



初めて知った

俺は約束の時間に余裕で間に合ったことは半分ぐらいしかない
半分は遅刻か、ギリギリかばっかだ



「俺って不器用だからな、約束事は大体30分前に行くことにしている」



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