ケーキ屋のあなた




「初めて会った時から好きでした
よかったら、俺とお付き合いをして下さい!」


言ったぁっっ!!

名笹田さんの顔が見れねぇーー!
というか、この状況どうしよう!


「…………えっ!」



「あの!返事は次に来た時にいいですか!
そっそれでは失礼しますゥ!!」


俺は急いで店を出た

というか、この状況から逃げたかった



「あの!………私はもうっ」


名笹田さんが何かを言っていたけど

何を言っているかは聞こえなかった





俺は心臓がドキドキで頭の中がパンクしていた



この時


名笹田さんの言葉を聞いていたら・・・
いや、そこから逃げなかったら良かったと後悔することになるなんて

思ってもみなかった・・・




















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