ミルク


「ど、どうしたの!?」



私が聞くと緒杜は溜め息をついた。



「さっきから呼んでたんだけど」

「え!?ごめんっ!!」



私は緒杜に謝った。

緒杜は「いいよ」と言い私の頭を撫でてくれた。



「屡那。俺は屡那が好きだから」

「‥緒杜」

「他の女の子に興味ない。屡那がいればいい」



緒杜はまたフワッと笑った。



「私もだよ」

「ん」

「緒杜…大好きっ!!」



私と緒杜は静かにキスをした。
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