ミルク


「…どうしたら‥いいのかな?」

「……屡那は、産みたい?」

「え‥」

「俺は何があっても、屡那といる。屡那は…どうしたい?」



緒杜は優しく綺麗な瞳で尋ねる。


私は…どうしたいのだろう‥


産みたいけど‥怖い


私はゆっくり口を開いた。


「…………産みたい」


私は答えた。


緒杜はフワッと笑うと私を抱きしめた。




「屡那‥‥守から」

「うん…」



私たちはキスをした。
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