ミルク


「ところでさ‥」


いきなり椿が口を開いた。



「親には言ったのか?」

「あ、それアタシも思った」



2人は私をみた。

私がチラッと緒杜を見ると緒杜は私の頭に手を乗せた。



「ちゃんと言ったよ」

「なにか言われた?」

「うん」



私は昨日のうちにお母さんに妊娠のことを話した。


お母さんは呆れていた。


産むことも反対された。


だけど……
お父さんとお姉ちゃんは賛成してくれた。



「…お母さんは認めてくれなかったけど‥お父さんとお姉ちゃんは賛成してくれた」
< 117 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop