ミルク
第六章
新しい命
「あっ!!ダメだよ屡杜!!!」
私は屡杜(ルト)と一緒に公園に来ている。
「あぅ、あ。まっま」
「危ないから1人で歩かないの」
屡杜は私の息子。
あの日から2年が過ぎようとしている。
私と緒杜は学校を辞め、一緒に暮らしている。
「もう直ぐパパが帰ってくるからね」
「ぱぁぱ?」
「うん。そしたら一緒に帰ろうね!」
「んっ!」
緒杜は直ぐに仕事を見つけ働き始めた。