ミルク
「よかったな、付き合えて。小学生ん時から椿は奈麻を。奈麻は椿を好きだったもんな」
「んな!?」
「なにバラしてんのよ!?アホ緒杜!!」
「緒杜〜それは言わない約束だっただろ!?なんで今更…」
奈麻ちゃんは凄く怒っていて、椿は呆れていた。
私はなんだか寂しくなった。
奈麻ちゃんも椿も緒杜くんも、ずーっと小さい時から一緒にいて‥なんでも知ってる仲良し。
「‥いいな…」
「屡那?」
「羨ましい‥そんな風になんでも知ってる友達がいるって…羨ましいな」
「屡那も友達」
「ん。緒杜の言うとおりだ。」
「緒杜くん‥椿‥」
「あたしらはまだ屡那のことよく知らないけどさ、友達よ」
「奈麻ちゃん…」
「大丈夫よ。もっと仲良くなればいいんだから」
「うん‥。私、がんばる!」
私がいうとみんな笑い出した。
奈麻ちゃんは私に抱きつきながら大爆笑…
「なに頑張んのよー!!」
「別に頑張る必要ねぇよ!」
「屡那はそのままでいいの!!分かった!?」
「え!?うん!!」
私達は見ていない部活を見てから家に帰った。