ミルク

「じゃあさ、緒杜と付き合ってみない?」

「‥え?」

私は驚いた。

緒杜くんと付き合うなんて考えたことがなかったから。

「緒杜いい奴だしさ」

「‥でも緒杜くんが…」

「大丈夫。結構前に聞いたから」

「え!?」

「屡那には朝と昼しか会わないからさ、言うの忘れてた」

奈麻ちゃんは「ごめん」といって一枚の紙を私に差し出した。
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