ミルク

「屡那、緒杜とデートしないの?てか、いつするの?」

「えーっと、暇ができたらって言ってた」

「あぁ‥緒杜バイトしてるもんね。バイトのこと聞いた?」

「うん。緒杜くんも一人暮らししてるからお金いるって言ってた」

私が言うと奈麻ちゃんは自分の携帯を開いていじりだした。

「屡那。これ欲しい?」

私に自分の携帯をみせた。

画面に表示されたものは緒杜くんと椿の2ショット。

しかも緒杜くんはバイト先の制服を着ている。

「奈麻ちゃん‥欲しい」

「いいよ。でも椿は切るわよ?」

「うん。緒杜くんだけでいい」

私がそういうと奈麻ちゃんは笑いながら赤外線をしてくれた。
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