図書室の君【短編】



きっと、君は知らない。




あなたに追いつきたくて
私が死ぬほど勉強したこと。




きっと、君は知らない。




私が恋焦がれた瞳を
二年間君に注いできたこと。




きっと、君は知らない。




私の、存在自体を……きっと。





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