トリプルソーダエッジ


「い〜なぁ〜。私もミックスにすればよかったな〜」

美由希もミルクティーを飲んで、俺のミックスジュースを物欲しそうに見てきた


「はぁ。じゃ買ってくりゃイイじゃん」

「イヤだぁ〜。髪切るコトよりもめんどくさいよ?」

また俺のアメを取って、口に入れた


「だから食うなって。俺のアメだぞ」

「なんで〜?そんなんじゃ彼女出来ないよ?」


(……彼女関係ねぇよ)


美由希は机にふせて、俺の心を見すかした様にこう続けてきた


「裕也、関係ねぇって思ったでしょ?でも心広く持たないとダメだよ」

「ウルセー」

「何で裕也は私以外の女子と上手く話せないのかなぁ〜」

「そんなコトねぇよ……」

「そんなコトあるよ〜」


美由希がふせたまま、俺の頭に手をポンとおいた


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