トリプルソーダエッジ
美由希も俺と同じように窓の方を向いた
「裕也さぁ、ちゃんと彼女作りなよ。気になって声かけれない女子がけっこういるのに」
頭と頭がぶつかりそうな所で話す
「別に、興味ねぇもん……」
「そうかもしれないけどさぁ〜……」
「……美由希。誰かに頼まれたのか?そう言うように」
美由希はわかりやすい
頼まれたらほとんど断らないし、こういう話をする時はかなりテンションが低くなる
「………うん。えっちゃんに」
えっちゃん?
誰だったっけ?
「あ、市原愛美(エミ)ね。裕也名前覚えないでしょ?」
俺の悪い所をさりげなく言って、教えてくれた
「市原かぁ……。まぁ可愛いはな」
「…でしょ……?付き合ってよ」