トリプルソーダエッジ
「おい、まくなよ?そういやさっき寝てる時うなされてたけど、大丈夫か?」
塚元先生が一口飲んだ後、たずねてきた
「……まぁ、大丈夫っちゃ大丈夫すけど…」
「……そうか。ならイイ」
塚元先生はじっと俺を見ながら、ゆっくりとした口調で言った
塚元先生はまだ若い
確か20代のハズだ
当然まだハゲてなんかない
それになぜか入学当初から俺のコトを凄く心配している
「お、そういやアイツら今日は来てねぇな」
塚元先生は自分のコーヒーを煎れるために、立ち上がった
「そうっすね〜…。……ぶふッ!!」
コーヒーを飲んだらスゲー苦かった
(…絶対嫌がらせだ…)
砂糖なんか入ってないんじゃないかってぐらいだ
思わず吹き出してしまった