トリプルソーダエッジ


「おい、キタネーだろ!ほれ」

コーヒーを煎れながら先生が黒いタオルを投げてきた


「あ、すんません…。って先生が悪いんでしょーがッ!!」

「あぁ!?男は黙ってブラックだろ」

頭をボリボリ掻きながら、当たり前といった様な顔で言った



トントン


そんな時、保健室の戸を叩く音がして、いきなり開いて、2人入ってきた


「やっぱりここだ♪裕也また寝てたんでしょ〜」

「お前の行く所はここか屋上だからな。わかりやすくてイイな」


入ってきたのは、俺の親友

俺は信頼してるし、コイツらも信頼してくれてる


女の子の方が、
緒形(オガタ)美由希(ミユキ)

男の方が
舘石(タテイシ)一哉(カズヤ)


「美由希に一哉。お前らノックの意味知ってるか?」


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