トリプルソーダエッジ


「しつれーしまーす。塚元先生、寝たい…」

「入ってくるなり“寝たい…”ってなんだコラ」

塚元先生が椅子に座りながらコーヒーを飲んでいた

(たぶんきっとブラックだな…)


「とりあえず寝させてよ」

「……奥のベッド使えよ?」

塚元先生が、教室の奥にあるベッドを指さしながら言った


「ありがと!さすが塚元先生」

俺はすぐそのベッドに向かった


「一時間だけだぞ。ったく……」

塚元先生はそう言って、また何かの作業を始めた


「わかってる〜……」

(全然先生って仕事してねぇよ…)


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