トリプルソーダエッジ


「裕也サボり過ぎだよぉ〜」

美由希がベッドに入って横になりながら言う


「サボって何が悪い」

「何で開き直ってんの」

美由希は笑っているけど、その笑顔にいつもの笑みはない



「それより大丈夫か、お前」

ベッドの上に座って、美由希の方に体を向けた


「う〜。それがさ、ちょっとおかしいんだよね…」

「おかしい?」

「うん、おかしいの。説明なんか出来ないよ」


美由希が

「…困ったね」

なんて呟きながら布団を口元までかぶった


「……そうか。まぁ無理すんなよ?」

「裕也心配してくれてるの〜?珍し〜♪」

体を俺と反対の方に向けながら美由希が言った


「珍しくなんかねぇし?」

「珍しくなんかあるし」


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