トリプルソーダエッジ


「あッ!!出てきたぁ〜♪」

お寺の本堂の隅から小さく白い子猫が出てきた

私は驚かさないようにゆっくり近づいた


その白い子猫は私が近づいても逃げようとしない

一歩一歩ゆっくり近づいて、抱き上げた


「裕也見て見て〜♪可愛くない?可愛いよね!!」

頭を撫でたら、
『うにぁ〜』
って鳴く子猫と一緒に裕也に近づいた


「あ〜、本当だな。けっこう可愛いかも…」

裕也も頭を撫でようと私の胸に抱いている子猫に手を伸ばした


「いッ!!てぇーー!!!!」

子猫は裕也の手をおもいっきり敵意むき出しで噛んだ

「アハハハ♪大丈夫?裕也〜」

「……笑い事じゃねぇって…」


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