トリプルソーダエッジ


『好きだ』

『………』

嘘だろ?
マジで言ってんのか?
一哉も美由希のことを

     “好き?”









『ぷっ………アハハハハ!』

いきなり一哉が笑いだした

『な…なんだよ………』

『ゴメンゴメン。冗談だよ、冗談』

笑いながら俺の肩を叩いてくる


『………は?』

『だから冗談。俺が美由希のこと好きって見えるか?』

『……冗…談』

『そ。冗談だよ♪っても裕也マジにしすぎだって。目がヤバかったぞ』

また一哉が叩いてくる


『ハハ……冗談。冗談かぁ〜……。……ぶっ殺すぞコラァァア!!なぁ〜にお茶目キャラ?炸裂させてんだコノヤローッ!!』

『え?ちょ、裕也?落ち着けって!うわぁぁあ!!』


──
───
─────


(あ〜思い出しても腹が立つ!)


< 73 / 92 >

この作品をシェア

pagetop