トリプルソーダエッジ


少し顔が赤くなってきたのが自分でもわかる


「……美由希は…裕也のこと、どう思ってんの?」

一哉優しく聞いてきた


「私は…裕也のこと好きだよ?もちろん一哉もだけど」

「それは友達としてだろ?」

一哉が一気に炭酸が抜けたコーラを飲み干した


「……だってずっと…ずっと私たち友達としてきたわけだし…」

「でも裕也は違った。裕也は美由希のことが好きになった。だろ?」

「………うん」


今凄く顔が赤い
耳たぶが熱い


「アイツはお前のことが好き。あとは………美由希?」

なんでだろう
急に涙が出てきた

(絶対裕也のせいだぁ……)


「ヒクッ……もし、もしだよ?…私と、裕也が付き合ったら…私たち……ウッ…バラバラに…なりそうで…」


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