トリプルソーダエッジ


「バラバラになったら……私たち……ヒクッ…またこうしていられなくなるかも……しんないし…」


一哉が真剣に聞いてくれている

こんなことも、だんだん無くなりそうで怖い


「それに……、また3人でね、いろんな所行けなくなるかも……」

そう言うと一哉は少しだけ黙った


そして急にフッて笑った


「大丈夫だよ。俺たちは変わらない」

「……え?」

「俺たちは大人になっても、こんな感情とか、美由希のその優しくてチープな思いを持ち続け様としたら。きっと大丈夫だよ」

一哉はそう言うと、私の頭を撫でた


「そう……かな?」

「そうだって。ってかそれよりお前…返事どーすんだよ」


いけない
ちょっと忘れてた

「ど、どーしよ〜!!」

「ハハッ。美由希らしいな。とりあえず!裕也は自分の気持ちに素直になった。次は美由希の番だ」


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