トリプルソーダエッジ


昼休み
初めて裕也と二人でお昼ご飯を食べることにした


「なんかさ。私たち付き合ってる感じないよね♪」

「それ笑顔で言うことじゃない…。まぁそうなんだけどな」


中庭の一番芝生が気持ちいい所
お気に入りの場所

裕也は私が作ったお弁当を開けながら言った


「おっ、旨そう」

裕也がふたを取って中身を見た


「えへへ〜♪でしょ?だって私が作ったんだもん!」

そう言ったら裕也が笑った


「じゃ、いただきまーす」

卵焼きをとって、裕也が口に入れた


「どう?おいしーでしょ?」

「…………」

「……裕也?」

「…………」

裕也はジェスチャーで卵焼きを私も食べてみろってしてきた


(何!?せっかく作ったのに!!)

そう思いながら、私も一口食べた



< 88 / 92 >

この作品をシェア

pagetop