Beats! ~美歌と奏楽の恋物語~
「はいはい。
そこのお二人さんいちゃつかなぁい☆」
花音が会話に割って入った。
「「べ…別にイチャついてなんか(ねぇよorないです)!!」」
綺麗にはもった。
つか、美歌と結構普通に会話出来てたんだな…
最初の方めちゃくちゃな会話だったのに。
「とりあえず…演奏…」
謡がボソッと言った。
まぁ謡にとったらボソッとじゃないと思うけど。
「そだなっ!
よし、演奏すっぞ~ッ!」
「お~ッ」
みんな、今日は美歌が居るからノリノリだ。
「美歌は俺たちの演奏聞いてて!」
「はっはい!」
美歌が珍しくはっきり返事した。
大分貴重だよな。
それだけ俺達の演奏に期待してくれてんのかも。
期待裏切らねェ様に頑張らねェとっ!
「1・2・3・4っ!」
ドラム担当の宙音が始まりの合図をして、
俺達の演奏は始まった。
「~♪〜♪♪〜♯〜…」