Beats! ~美歌と奏楽の恋物語~
放課後…
「そんじゃ、行こっか。」
花音はそう言う。
そんで、俺達は小松プロデューサーのいる事務所に向かった。
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「待ってたよ~皆!」
俺達が事務所に入ると、小松プロデューサーが立っていた。
「今日演奏するんだよなっ!」
マジワクワクする。
ってか、何の曲演奏すんだろ?
「今日はねぇー、とりあえず君たちの演奏を聴かせてもらう。」
「オッケー!
あ、そだ。
楽器見せてくれよ。」
「はいはい。
じゃぁこっち。
ついて来て…」
小松プロデューサーは俺たちの前を、ついて来いと言う感じで歩く。
…にしても、やっぱ広いな、この建物。
中も豪華だしさ。
「ここの部屋だよっ」
ぅ、ぉぉぉおおおーーーっ!!!
「すっげぇー!」
部屋の中には超高価っぽい楽器があった。
多分ギター1つで20万くらいすんじゃねぇの?
「こ、これ触っていいのか?」
「いいよ~
あ、ちなみにそのギター50万くらいするから、大事に使ってね~」
…50ッ!?
俺のギター5万なんですけど?
「きゃっほーっい♪♪
このドラムすげぇカッコいい!」
宙音…喜びすぎっ!
「バッカじゃないの、宙音!?
喜びすぎだし。」
鈴鳴ちゃん、そんなこといって…
鈴鳴ちゃんの目、超輝いてますけど。
「ははは~みんな喜んでくれたみたいだねぇ」
「私も楽器ほしいなぁ~」
美歌はそう、一言ついた。
あぁ…美歌は美歌自身が楽器だもんな。
ボーカルだから。