Beats! ~美歌と奏楽の恋物語~
「おぅ!
じゃぁ、また明日っ!」
そう言って俺は美歌ん家を出た。
っつーか…さぁ…
さっきの何…?
起きたら、美歌の顔のどアップがあって、
そのままおでこに、キスされた…
何がどうなってたのか、しばらく理解不能だったから、
美歌が目を開けないうちに…と思って、
慌てて寝てるフリをした。
…キス、だよな?
あれって…。
美歌から、俺に…キス…。
キスしたっていうことはさ、
俺の事好きなんじゃ…って言うのは自意識過剰か。
でも、俺の事、
嫌いじゃねぇって事なんじゃねぇの?
ギュッ
俺は、
ほっぺたをつねった。
「いってぇ…」
ほっぺたはヒリヒリする。
夢じゃ…ねぇのか。
っつーか、
夢じゃないならここどこだよ?
現実…?
本当に…?
はぁ…。
なんか、
頭こんがらがってきた。
でも、やっぱりうれしい!
だって、好きな女がキスしてくれたんだぞ?
おでこにだけど…。
どうせなら、口にしてくれても良かったのに…
な~んて、思ってる自分がいるけど、
キスしてくれただけで、
も~天国っ!
おでこが…
熱い…。
もう一生、
おでこ洗いたくねぇ〜(笑)