Beats! ~美歌と奏楽の恋物語~
ドキン…
ドキン…
帰り道…
宙音くんと別れて、
今は奏楽と二人っきり…
どーしよっ!?
私、緊張してきたよーっ
…っていうか、
さっきから奏楽も黙ったまんまで、
超沈黙なんだけどーっ
な、なんか…
話さなきゃ…
「…なぁ、美歌?」
「え?」
…あ。
先に話出されちゃった。
も~っ
私ののろまっ!
ばかっ!
くずっ!
昔っから、なんでこんなトロいんだろ?!
「…どうしたの?
奏楽。」
「…ぁ…のさ…」
何故か耳を隠している奏楽。
どうしたんだろ?
顔が赤い…
あ、照れてるんだ…
「…ケー番交換しねぇ!?」
照れながらも、
私に問う奏楽。
「いや、
お互い連絡先知っといた方が…
便利かな~?
って思って…」
「うんっ!
交換、しよっ!」
奏楽、可愛い~
連絡先交換するだけで、
こんなに照れてるなんて。
「じゃぁ、
送信すんぞ?」
「うん、いいよ~」
「ピロリン♪」
奏楽のメアドとケー番が来た。
「これで、
いつでも美歌の声が聞ける…」
…キューン!!
赤い顔して、
幸せそうに微笑む奏楽…
そんな奏楽を見たら、
胸がキュンキュンして…
私、奏楽の事…
こんなに好きなんだ…