歌を届けよう
はじまり
「はぁぁぁぁぁ」

思わずため息

私が見てるのはクラス発表のボード

高校でもこれかぁ

隣では友達がニヤニヤ笑っている
『奏美、まただねぇ。
 高校入学後も風見君と一緒』

本当だよ、なんで〜

心を読んだのか知らないがこんなことも言ってきた

『幼なじみの腐れ縁、絶対なんかあるよねっ』

「はあぁ。遥〜、やめてよ〜そんなの。
 あいつとこれ以上あるって、考えただけで反吐が出そう」

『ひどっ、風見君傷ついちゃうぞぉ〜
 かわいそぉ〜』


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