Unreal Love ♥

と私は怜吾のいう彼氏いるかと言う質問に

ふれなかった。

図星って思われたくなかったから。

「どうしたの?梓美。」

『ここ分かんないから教えて!』

「ん?どれ?」

って言うけど私勉強苦手です~!

『この漢字。』

「んーっとね・・・」

べしっ!

「いったぁ」

『分かんねーのに教えんな!』

と怜吾に言われた。

「別に分かんないわけじゃないっつーの!」

と言ったけど私を無視して教える怜吾。

「怜吾って、案外いいとこあるんだね!」

『うるせーな!ねーちゃんもちょっとは勉強しろよ!』

「はーい。」

と弟にしかられる私は情けない。

まぁどちらかと言うと私より怜吾のほうがしっかりしている。

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