あの日にあった出来事
本当は、強く願ってなどいなかった。強く願っていると見せかけて、水越さんの気を惹いたのだ。
そして予想は的中・・・
「これからも、もっともっとこの“ヌシ様”を大切にしてあげてくださいね♪」
「あ、うん。」
とりあえず、私と水越さんの会話はそこで切れて、お別れの挨拶をしてお互いすぐ家に帰った。
「ただいま~お兄ちゃん、お腹空いた~ご飯まだ~?」
家へ帰って来ると、私はいつものように兄の夕食を楽しみに待った。
「お帰り音姫。夕食はもう出来てるよ。」
「えっ、ほんと?やったあ~♪」
「さ、冷めないうちに食べるとしようか。」
そう言うと、兄は台所からすでに調理済みのカレーライスを二人分皿に盛り、リビングにある食卓テーブルの上に置いた。
「わ~おいしそ☆」
私はいっただきまーす!と言って手を合わせると、すぐに熱々のカレーライスを口の中にほうりんだ。
「ん~♪口の中でルーがとろけるぅ☆」
夢中でカレーライスを食べているうちに私は、いつの間にかさっきのことを綺麗サッパリと忘れていた。
「そういえば音姫。もうすぐお別れ会があるんだって?もう何をするかは決めたのかい?」
「そこは大丈夫!皆と話して肝試しに決まったから!」
「ほぉ~それはシュールだね。」
私はそれを聞いて「でっしょ!?」と兄に言う。
「お兄ちゃんはさ、肝試しとかに興味あったりするの?」
「う~ん、そうだね・・・そんなに興味があるってわけでもないけど・・・」
そう言って、兄はアハハとポリポリ頭を掻きながら言う。
「・・・でもね、一つだけ、約束してほしい事があるんだ。」
「約束?」
急に兄は真面目な顔になって言った。
「約束って・・・どんな?」
「簡単な事だよ。そこで悪さをしなければ良いだけさ。」
「悪さ?悪さをしたら誰かが怒ったりするの?」
その時、私は兄の言っていることがなんなのか分からなくなっていた。
「心配しなくても大丈夫だよ音姫。音姫は悪い子じゃないから祟られたりしないよ。」
・・・たた、り?タタリ、祟り・・・ってあの祟りのこと?
そして予想は的中・・・
「これからも、もっともっとこの“ヌシ様”を大切にしてあげてくださいね♪」
「あ、うん。」
とりあえず、私と水越さんの会話はそこで切れて、お別れの挨拶をしてお互いすぐ家に帰った。
「ただいま~お兄ちゃん、お腹空いた~ご飯まだ~?」
家へ帰って来ると、私はいつものように兄の夕食を楽しみに待った。
「お帰り音姫。夕食はもう出来てるよ。」
「えっ、ほんと?やったあ~♪」
「さ、冷めないうちに食べるとしようか。」
そう言うと、兄は台所からすでに調理済みのカレーライスを二人分皿に盛り、リビングにある食卓テーブルの上に置いた。
「わ~おいしそ☆」
私はいっただきまーす!と言って手を合わせると、すぐに熱々のカレーライスを口の中にほうりんだ。
「ん~♪口の中でルーがとろけるぅ☆」
夢中でカレーライスを食べているうちに私は、いつの間にかさっきのことを綺麗サッパリと忘れていた。
「そういえば音姫。もうすぐお別れ会があるんだって?もう何をするかは決めたのかい?」
「そこは大丈夫!皆と話して肝試しに決まったから!」
「ほぉ~それはシュールだね。」
私はそれを聞いて「でっしょ!?」と兄に言う。
「お兄ちゃんはさ、肝試しとかに興味あったりするの?」
「う~ん、そうだね・・・そんなに興味があるってわけでもないけど・・・」
そう言って、兄はアハハとポリポリ頭を掻きながら言う。
「・・・でもね、一つだけ、約束してほしい事があるんだ。」
「約束?」
急に兄は真面目な顔になって言った。
「約束って・・・どんな?」
「簡単な事だよ。そこで悪さをしなければ良いだけさ。」
「悪さ?悪さをしたら誰かが怒ったりするの?」
その時、私は兄の言っていることがなんなのか分からなくなっていた。
「心配しなくても大丈夫だよ音姫。音姫は悪い子じゃないから祟られたりしないよ。」
・・・たた、り?タタリ、祟り・・・ってあの祟りのこと?