火星より愛を込めて
設定航路の半分を過ぎた頃、それは突然起こった。
BEMはそれを認め、警報を発した。
「な、なんだぁ?」
マックは突然の警報で飛び起き、BEMに確認をさせた。
正面のパネルスクリーンに3次元レーダー画面が現れた。
明らかに紡錘形の戦闘体形を取っている光点が12個、中心のジャッカルに向かって接近していた。
どうやら、一番近くを航行しているカーゴの中から現れたらしい。
「高速移動物体多数接近、数12、内10はECF・102と確認、残り2は、機種不明、おそらく30m級機動戦闘艇と思われる。現在、相対コース0113で本船に接近中、コンタクトまで1120秒」
BEMが深い渋みのある声で報告した。
「EIGか!しつこい奴らだ。対宙対艦戦闘だ!!」
「了解」と、キムが応え、BEMに指示する。
「イーグルで出る。ミニッツの回線を半自律で繋いでおいてくれ、あとは頼んだぞ!」
そう言い残し、マックは船首に位置する格納庫へ向かって、操縦室を飛び出して行った。
BEMはそれを認め、警報を発した。
「な、なんだぁ?」
マックは突然の警報で飛び起き、BEMに確認をさせた。
正面のパネルスクリーンに3次元レーダー画面が現れた。
明らかに紡錘形の戦闘体形を取っている光点が12個、中心のジャッカルに向かって接近していた。
どうやら、一番近くを航行しているカーゴの中から現れたらしい。
「高速移動物体多数接近、数12、内10はECF・102と確認、残り2は、機種不明、おそらく30m級機動戦闘艇と思われる。現在、相対コース0113で本船に接近中、コンタクトまで1120秒」
BEMが深い渋みのある声で報告した。
「EIGか!しつこい奴らだ。対宙対艦戦闘だ!!」
「了解」と、キムが応え、BEMに指示する。
「イーグルで出る。ミニッツの回線を半自律で繋いでおいてくれ、あとは頼んだぞ!」
そう言い残し、マックは船首に位置する格納庫へ向かって、操縦室を飛び出して行った。