愛しさは孤独の支配者
★求★
――――――剣
剣「……」
なんで知ってんや
景くんから聞いたんやろか……
余計なことを
俺はまっすぐこっちを見ている亜也を見つめた。
剣「……」
確かに似てるのは間違いない。
いや瓜二つだ。
真緒くんが間違えるのも無理ない。
でもまた同じことを繰り返すんやろか
俺は
亜也までも殺ろうとしてるんか
―――――――――――――
亜也「……?」
剣「……確かに似てるけど俺はそれだけやないから」
剣さんはあたしの頭を撫でた。
亜也「……」
撫でる手が少し震えている感じがした。
―――――――――――
あたしは部屋までまた帰る。
亜也「?」
部屋の前に誰かいる。
「…………?」
亜也「美月……さん?」
美月「おおー!!!やっと帰ってきた!!!」
亜也「なにかあったんすか?」
美月「いや……真緒さんが元気なくて……亜也ちゃん今までどこ言ってたん?」
亜也「ちょっと……」
美月「……そっかまだだめか……」