ラブ☆パニック
ガチャ
ドアを閉めて、深呼吸1つ。
アタシが先生と勘違いしていた男は、茶色い短髪に綺麗な顔。
みるからに容姿端麗。
そして、あの優しい笑み。
なにアレ。
人形…?!!
ホントに人っスか?!!
アタシはあの男を思い出し、ただ唖然としてる事しか出来なかった。
でもアレ。
完璧に女慣れしてんな。
アタシ、何しちゃってんだよ…。
一応、これは勘違いだとしても、アタシから抱きついて来たって事になる。
……最悪だ。
アタシの雄一の汚名だな。
アタシは2度目の溜息を一つ、吐いた。