きっと好き



てか、あんたの持ってるマグカップ、私のお気に入りなんですけど…。







「…あの………?」




なんか会話が中断してしまったから、用件を催促してみた。


すると"マキハラさん"が父の顔を見てはにかんだ。




……キモチワルイ。





父も"マキハラさん"に微笑んで、それから小さく頷いた。





「ひかる、驚くだろうけど聞いてくれ。」



どっち道、私には拒否権なんて無いくせに。










「父さんは、今この人と付き合っている。」














……逃げたい。












「…知ってたよ。」







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