ふた恋~雨が上がれば~
家族
「じゃあ、明日はスタジオでね」
「うん。またあした」
美香が私より早く、改札を通っていく。
私も改札を通ろうと思って鞄から定期を出したところで、おばあちゃんのところに帰るにはこの定期が使えないことに気がついた。
「しょうがないな」
券売機で切符を買って、地下鉄に乗る。
さほど混んでない電車に揺られること数十分、おばあちゃんの家がある駅に着いた。
「久しぶりだな」
最近おばあちゃんに会いに行ってなかったな、と少し申し訳ない気持ちになりつつ道を歩いていく。
しばらくすると、2階建ての和風な家が見えてきた。
「ただいま」
引き戸になっている玄関を開けて、中にいるおばあちゃんに声をかける。
「あれ?瑠璃じゃない」
靴を脱いで家に上がったところで、着物を着たおばあちゃんが玄関に出て来た。
「ただいま、おばあちゃん」
「うん。またあした」
美香が私より早く、改札を通っていく。
私も改札を通ろうと思って鞄から定期を出したところで、おばあちゃんのところに帰るにはこの定期が使えないことに気がついた。
「しょうがないな」
券売機で切符を買って、地下鉄に乗る。
さほど混んでない電車に揺られること数十分、おばあちゃんの家がある駅に着いた。
「久しぶりだな」
最近おばあちゃんに会いに行ってなかったな、と少し申し訳ない気持ちになりつつ道を歩いていく。
しばらくすると、2階建ての和風な家が見えてきた。
「ただいま」
引き戸になっている玄関を開けて、中にいるおばあちゃんに声をかける。
「あれ?瑠璃じゃない」
靴を脱いで家に上がったところで、着物を着たおばあちゃんが玄関に出て来た。
「ただいま、おばあちゃん」