ふた恋~雨が上がれば~
パタパタとスリッパの音を立てて階段を下り、お風呂に向かう。


靴下を脱いでお風呂に入り、スポンジに洗剤をつけて浴槽を磨いた。


「よし。こんなもんかな」


ウーンと腰を伸ばし、シャワーで洗剤の泡を流す。


ピカピカの浴槽に満足してお風呂を出て、また自分の部屋に戻り布団を入れ、おばあちゃんがいる台所に向かった。


「おばあちゃん、手伝うよ」


「じゃあ、玉ねぎを切ってくれるかい?」


「はーい」


「ちゃんとエプロンしなさいね」


そう言われてテーブルの上に置いてあったエプロンを手に取る。


後ろで紐を結ぼうとすると、おばあちゃんが結んでくれた。


「今日は鯖の煮付けと肉じゃがと味噌汁だよ」


「おばあちゃんの和食大好き」


「そうかい」


そう言っておばあちゃんは嬉しそうに目を細め、また料理を再開した。
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