‐ヤンデレ達と私‐
色々ありますね、人間って。
SIDE 沙由
「何、あの先生‥よく分からない‥何で怒ったの?!」
独り言を呟きながら歩き、商店街に行くと前から見知った二人組が私に近づいて来る。
「芦名じゃん、やっほー」
「やほー、二人ともいつ見ても眩しいくらいイケメンだね」
「‥芦名もかわいいよ?」
「お世辞なんか要らない、要らないよ‥二人も買い物?」
この二人は仲良し双子の八尋(やひろ)千尋(ちひろ)。
八尋はオシャレ坊主で顔は男前とゆうか、がっしりしてて男らしい。
千尋は肌が綺麗で顔はキレイ系、髪の毛はうっすら茶色だ。
二人は二卵性の双子だから似てる所はあまり無いけど、二人とも美男子でうらやましい。
「俺達も買い物、芦名は?」
「私も買い物、夕飯のおかず買い出しに来たの」
「家庭的なんだね?俺達男の二人暮らしだから、いつもいい加減なんだ」
少しうんざりしたような顔をしている千尋、八尋は良い事考えた!みたいな顔をしている。
「ねー芦名?」
「なにー?」
「今度俺ん家でご飯作ってよー、それか食べに行かせて?」
まさかそう来るとは思わなかった‥、だけど男の二人暮らしは確かにご飯ちゃんと食べてなさそう。
「また今度ね?でもその時は二人とも私の手伝いしてよねー?」
「「了解(しました)」」
そのあとは二人とは別々に買い物して、じゃあねーと告げると私は家に帰った。
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