君のことを想いながら
「あ。レイ、おかえり!!」


寮の談話室でヨクが笑顔で僕を迎えた


「ただいま。」


「今日も仕事お疲れ様。男子寮と女子寮と別れているから最近会う機会ないね。」


「そうだね。ヨクは女子寮に慣れた??」


僕はヨクの隣に座った


死神は男子寮と女子寮が分かれていて、談話室が二つの寮をつないでいる

「うん!慣れたかな。部屋もね、キレイだし。レイもそうでしょ?」


「まあ…。部屋は最高ランクだからキレイだよ。仕事も違うからトウヤとは滅多に会えなくなったけど慣れたかな…。」


「そっかあ。トウヤは、名簿作成だもんね。でも、本当に出会わないよね。きっとこれからもっと忙しくなるから会えなくなるんだろうなぁ…。寂しいね。」


ヨクは声のトーンを落として話した


僕はヨクを横から見つめて黙って聞いていた


ドクン…


僕の心臓が跳ねた


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