君のことを想いながら
「掟に反するからって断った。けど…本当は…レイが…す…き…だからあ…うわああ」


ヨクは泣き出した


まるでこどものように


「うわあああ。ごめんね!ごめんね!人間より醜い私を許してぇぇ!どうして死神なのおぉ?!
どうして恋愛しちゃいけないのおお!?」


「ヨ…」


「ずるいよお!人間は、ずるいよ!醜い癖に!!弱いくせに!!好きになることを許されてる!!
愛することを許されてる!!
わああああ…神様はいじわるだああ!!どうしてえ!!どうしてなのよぉお!!」


「ヨク…」


「わああああ!!ずるいよお!」


「ヨク!!」


グイっ


僕はヨクの手を掴んで抱き寄せて…

キスをした


「んっ…はぁっ…やめっ…んんっ…」


唇を離しては何度もキスをした


「んんーー…っ…ダメっだよぉ…んッ…レッ…までぇ…んっ…」


「ヨク…」


僕は力強く抱きしめた
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