君のことを想いながら
引きずられながら、ついた先はブラックホールを想像させる空間が歪んだ部屋だった


「じゃーな!!お元気で!!あはははっ!!」


「うわっ!!」


僕は背中を、押されて歪んだ空間へと飲み込まれた


中は頭がキリキリ痛くなり、気持ち悪く吐きそうになる


「…ひっ…」


幻覚なのか…


恐ろしい顔をした何と呼ぶべきかわからないものが僕の翼をもぎ取っていく


「うああっ!!やめてくれえぇ!!」


脳の記憶が一つずつ曖昧なものになっていく


みんなの顔が歪み消えていく


ヨクの顔が歪み消えていく…


「うう……」


ああ…

ごめん…

ごめん…

ごめん…


名前のわからない君、僕の愛しい女の子…


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