君のことを想いながら
…好きだったの…


レイのことが…


だって、
王の候補だったんだもの。


強くて優しくて…。


私はレイにとっての唯一人になりたかったの。


でも、それは全て…ヨクのもの。


私は…欲しかったの…


寂しかったの…


素直になんてなれなくて…


強がってばかりで…


ヨクがうらやましかったの…


無条件で愛される…ヨクが…


私には何もないのに…
< 167 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop