君のことを想いながら
あー…ねむい…。


思考は鈍くなり、
瞼も落ちかけている。


「寝る…」


一言そう言って眠ってしまった。


そして、また夢を見た。




-な…んで…シズカが…?-


-一緒に…笑って…明日も…-


バサッ―


羽ばたかせたような音。


そして、カラスの羽よりも
毛が細かい漆黒の羽がヒラリと目の前に落ちてきた。


-死神にならない??-


ニコッと笑うヨクが俺の前に現れた。


-死…神…??俺…が…?-


-そう…死神に…彼女を…取り戻さない??-




それから黒い霧に覆われて
夢が途切れた。


「また…夢…
一体なんなんだ…」


また汗までかいてる。


本当になんなんだよ。


苦しい夢ばかりだ。


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