君のことを想いながら

休憩

「仕事…仕事…」


仕事を探すため上空を
飛んでいた。


そのとき、大きな十字路が目にとまった。


心臓が激しく跳ねた。


目に移る光景に
胸が締め付けられて、
苦しくなっていく。


「…っ。はぁ…はぁ…。
十字路…事故…。っはぁ…っ。」


あの十字路じゃない
のはわかってる。


だけど。


俺の心の底にあるものを
垣間見る。


心の奥底に鍵をかけたはず
の記憶。
見たくもない封印したはず
の記憶。
俺の弱い心。

そのとき、
ケータイがなった。



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