君のことを想いながら
「レ~イ。珍しい~ね。メールくれるなんて!!」


ガバッ


「…ぶっ…」


また抱き着かれた。


「…なあ。ちょっと話あんだけど…」


「話??ん??何かなぁ??」


「…あ…、あの…よ。」


なんて話し出したらいいのかわからなくて、なかなか本題が切り出せない。


「…あの、入院している女の子のことかなっ…??」


目を見開いた。


「…サキのこと、知ってんのか…??」


「…知ってるよ。死んじゃう子でしょ??レイも見えてるくらいだしね…。」


死んじゃうなんて言うなよ…!!


「あ…ああ。それで、頼みがあるんだけど…」


「…頼み…??」


ヨクは、こちらを見た。


「ああ…。あいつの命…、助けてやって欲しいんだ…!!」


「…なっ!!…な…何いって…」


ヨクの言葉を遮る。


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