風のような貴方を
非常階段へ着いたら
もう香里奈タバコを吸って
あたしを待ちくたびれていた
「もう麻衣遅ーい」
「ゴメン。ゴメン、
てか!新しい先生くるだってー」
「どうせキモいやろちゃあ〜」
香里奈本当に彼氏しか興味なんだよね
「かっこよかったらあたし
ねらおっかなー(笑)」
「麻衣そんな事しか考えてないよ!」
図星だった
あたしは二ヶ月
くらい彼氏がいないから
最近そんな事しか考えてない
そして紛らわすために
「あっそろそろ行かなやばくない?」
香里奈にそう言った
時間をみるともう20分も過ぎていた
そしてあたし達は
バタバタ体育館へと走った