【作品超解説】
私が物語のプロットを作成する過程で、他の作家様の作品をザラに見学させて頂いた時期もありました。
他作品の[良い点]と[悪い点]を見つけて、自分の作品に少しでも反映して行こうと思ったワケです。
その中で私が特に思ったのが[キャラクターの登場の仕方]です。
特に[生徒会]、[逆ハーレム]、[暴走族]系の作品には良く見られる傾向だと感じましたが…………
初登場のキャラクターを、かなり一遍に登場してくるのが多くみられました。
キャラクターの印象が薄いまま話が進み、誰が誰だか分からなくなってしまい混乱しました。
私が重要に感じたのは、[自分の作品のキャラクターを如何に読者のみんなに愛して貰えるか……??]です。
それに当たって、初登場のシーンは肝心です。
初登場で読者に強い印象を与えることが出来れば吉。
大勢いる登場人物を[一人ずつ登場]させ、[一人一人のキャラクターの個性]をしっかりと読者に噛み締めて貰えるように工夫をしました。
例で言うなら、本作では[生徒会役員]の初登場。
序盤で最初に登場した[梨木めぐみ]の印象を掴んで貰うために、彼女1人を重点的に起用していました。
他の生徒会役員なども、会話だけで登場させたり、噂などを利用して名前だけ登場させたりすることによって、各キャラクターが主人公と初対面した時に読者に印象を掴み易くなるように工夫しました。
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